LPP

読み方と意味

えるぴーぴー

英:loose packed position

緩みの位置

メディッコ補記
「関節がゆるゆるになる位置」です。対義語を「CPP:締まりの位置」と言います。「関節が緩んだ状態」と言うのは、骨同士の接触面積が少なく、周りの靭帯や関節包(関節を包む組織)の緊張が低下している状態を指します。

関節ごとにLPPの位置は違います。例えば膝関節で言えば、LPPは軽く曲げた状態(軽度屈曲位)となります。理学療法では関節に動きを出したい時にLPPに誘導してアプローチしています。骨同士の噛み合わせはよくない状態なので、ここで無理に変な方向へねじったりすると関節を痛める恐れがあり注意が必要です。