読み方と意味
びーらふいでんし
英:v-raf murine sarcoma viral oncogene homolog B1遺伝子
肺がんや大腸がん、皮膚がんで変異がみられる遺伝子のひとつ
メディッコ補記
この遺伝子に変異があると細胞分裂のオンオフの切り替えがうまくいかず、無節操に増殖し続けてしまいます。
皮膚がんでは6割ほどに認められており、BRAF遺伝子が陽性だとゼルボラフという抗がん剤を使用することができます。
また、非小細胞肺がんでも、ごく数%に認められておりBRAF遺伝子が陽性だとダブラフェニブやトラメチニブという抗がん剤を使用することができます。
大腸がんでも1割ほど認められると言われていますが、BRAF陽性大腸がんに使用できる薬剤は2019年1月時点ではまだ承認されていません。