読み方と意味
ぼとむあっぷあぷろーち
英:bottom-up approach
介入をする前に行われる評価と問題点の抽出の方法のことで、ボトム(底にある要素)を一つ一つ積み上げていく(アップ)プロセスをたどることから、ボトムアップアプローチと呼ばれる。対となる方法に、トップダウンアプローチがある。
メディッコ補記
ボトムアップアプローチは、個の機能から評価していきます。
例えば脳梗塞なら、運動麻痺、感覚障害、高次脳機能など想定される評価・検査をひと通り実施し、そこから問題が出たものを整理して、生活ではどのような問題が出るかを類推し、治療プログラムを考えていきます。
この方法の利点は、ひと通りの評価・検査を網羅的に行うため、見落としが少なくなることです。しかし一方で、検査に多くの時間を費やすため、患者さんの負担が大きく、治療・介入が始まるまでのストレスが大きくなってしまうことがあります。