読み方と意味
ペグ
経皮内視鏡的胃瘻造設術:percutaneous endoscopic gastrostomyの略
胃瘻そのものを指すことが多い
メディッコ補記
胃瘻は、胃に穴を開け直接チューブを通すことで栄養補給の一方法として造設される場合と、胃の中の減圧目的で造設される場合があります。
栄養補給目的の場合、経鼻胃管(鼻から直接チューブを通す)が挿入できない場合や4~6週間以上の長期的な経腸栄養が必要となる場合に適応となります。
減圧目的の場合、胃幽門部(出口付近)の狭窄や上部小腸の閉塞(がんなど)などがある場合に適応となります。
近年PEGは簡易に行われがちですが、「胃に穴を開けチューブを通す」ため、見た目の変化による影響が大きいのが問題です。
「栄養補給が出来るから良い!」という側面だけでなく、患者さん本人の意向も踏まえ慎重に検討をしていける医療職になってください。