信念対立

信念対立には大きいものから小さいものまであり、小さいものだとちょっとした意見の食い違いやすれ違いも含まれます。

大きいものだと職種間の対立やハラスメントに発展するものもあります。特に多職種連携を円滑に行うためには、こうした対立が少なからず起こります。

例えば、認知症の患者さんに対するかかわりで、ある人は転倒を予防するために徘徊をやめさせた方が良いと考える人もいれば、別の人は他者への迷惑行為がなければ、歩く能力を維持するために徘徊を止める必要はないと考える人もいます。

このように、それぞれの人が持つ知識や専門職の立場などの背景や達成したい目標、それを解決するための方法が異なる時に生じます。