打腱器(打診器)

「アキレス腱」のような「腱」を叩くと、筋肉が反射的に収縮します。

その収縮の様子から病態等を予測します。中枢神経障害のある場合には収縮が強く現れる「亢進」、末梢神経障害のある場合には収縮が現れない「減退・消失」となります。

個人差が大きく、障害の無い人であっても亢進していたり消失していたりします。叩くのは意外と難しく、学生時代はかなり練習をします。

ちなみに、ハンマーと言っても釘を打てるほどの強度ではありません。ほとんどが叩く部位はゴム素材によって作られているため、腱反射検査くらいしか使用用途がありません。