被害妄想

読み方と意味

ひがいもうそう

現実にはそうではないが、自分に被害や危険があると確信してしまっている妄想

メディッコ補記
妄想の中でも代表的な妄想で、悪口を言われている・騙そうとしている・嫌われているといったネガティブな思考を現実のように思ってしまいます。

被害妄想は自己防衛にもなる為、生活する中で誰しもが考える事です。

しかし、絶対そうだと確信してしまうと日常生活に支障が出るようになるので注意しましょう。

 

臨床では、患者さんの妄想発言は良く聞きます。

しかし、妄想であるかどうかがはっきりしていても、それを頭から否定する事は患者さんにとっての現実否定になりますのであまりしません。

基本は傾聴で患者さんの話を聞き、その後ゆっくり穏やかな口調で現実では無いことを伝えるようにします。