ホールドリラックス

読み方と意味

ほーるどりらっくす

筋肉を弛緩させるための1つの方法。

メディッコ補記
例えば、ハムストリングス(太ももの裏面の筋肉)が弛緩しない患者さんがいます。その患者さんにホールドリラックスを用いる時には、理学療法士は膝関節が動かないように抵抗をかけた状態で、患者さんに膝を屈曲方向へと力を入れてもらいます(=等尺性収縮)。患者さんには5~10秒程力を入れた状態でキープしてもらい、その後に脱力してもらいます。そうすることでハムストリングスが弛緩します。

理学療法ではこのホールドリラックスを用いて筋肉を弛緩させることで、関節可動域制限を解消、疼痛の軽減を図ることがあります。理学療法の中では非常に簡便な方法であるため、学生さんや新人さんでも使うことが多い治療方法の一つになります。