フレイル

読み方と意味

ふれいる

英:Frailty

「虚弱」「脆弱」という意味で使われることが多い

「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」と定義がされている。

メディッコ補記
これまでは「Frailty」を「虚弱」「脆弱」などと日本語訳して使用していました。

近年研究により適切な介入により健常な生活機能に戻る可逆性があることが検証され、そのことを強調するため「フレイル」と表記を統一して定義付けをした、という経緯があります。

可逆性がある反面、要介護状態に移行する危険性が高い状態です。

いかにフレイルの状態から生活機能を向上させるか、これ以上の低下をしないように維持できるか、ということが鍵になってきます。

 

ロコモやサルコペニアといった概念と紛らわしいですが、まさしくこれからの日本社会において非常に重要となる概念でしょう。

自然に「フレイル」という言葉を使えるようになると格好よく見えます。