読み方と意味
ふれいる
英:Frailty
加齢に伴う症候群(老年症候群)として、多臓器に渡る生理的機能低下やホメオスタシス(恒常性)低下、身体活動性・健康状態を維持するためのエネルギー予備能の欠乏を基盤として、種々のストレスに対して身体機能障害や健康障害を起こしやすい状態(身体的フレイル)。
メディッコ補記
日本では以前は「虚弱」という呼び方をされていました。
簡単に言うと、病気や生活習慣などが原因で、健康を維持するためのエネルギーが足りず、体調を崩しやすい状態と言えます。放っておくとどんどん身体能力が衰えてしまうことから、日本では要介護状態の前段階として捉えられています。
サルコペニアと意味が混同されますが、フレイルがより広義であり、身体的フレイルの原因の一つとしてサルコペニアがあります。しかし、両者とも診断基準が似ていることもあり、よくまとめられます。