静脈留置針

読み方と意味

じょうみゃくりゅうちばり

静脈に留置しておくことができる針のこと。

メディッコ補記
静脈留置針は、点滴や輸血をするために一定時間静脈内に留置しておくことができる針です。

針はプラスチック製の外筒(筒形)と金属製の内筒(針)に分かれていて、静脈に刺した後は内筒を引き抜き、血管内には外筒のみが残るため、患者さんは刺入部を大きく気にすることなく、腕などを動かすことが可能になります。

投与する点滴・輸血の量や患者さんの緊急度、血管の細さや走行などに合わせて、針の太さ・長さを選びます。

静脈留置針は14G(ゲージ)から24Gまであり、大きな数字ほど細く短く、小さな数字ほど太く長くなります。一般的には22G(青色)が選択されますが、手術や輸血時など大量に輸液が必要となる際は20G(ピンク)または18G(緑)が選択されることが多いです。

静脈留置針はさまざまな製品が販売されており、施設によって採用品が異なります。