可動式免荷装置

読み方と意味

かどうしきめんかそうち

体重を免荷した状態で安全に立位・歩行などの動作習得をサポートする装置。

メディッコ補記
主に脳卒中や脊髄損傷の患者さんで、足の力で体重を十分に支えられない方に対して、早期離床や歩行訓練のために使います。トレッドミルと組み合わせて、体重を免荷した状態で歩行訓練をするのに使うのが一般的です。

骨盤部分にハーネスと言うサポーターを着けて、足がつく程度で天井部分から釣り上げるような形をとっています。免荷率は体重に合わせて設定が可能です。

従来の平行棒内での歩行訓練と違い、軽い負荷量で長距離を歩くことができる、吊り上げ式なので転倒の危険性が少ないなどのメリットがあります。脳卒中ガイドラインでも、可動式免荷装置を使用したリハビリが推奨されています。

見た目のごつい、頼れる兄貴的な存在ですね。