関連痛

読み方と意味

かんれんつう

英: Referred pain

痛みとなる原因が生じた部位と異なる部位に感じる痛み

メディッコ補記
”痛みの原因が実は違う場所にあった”なんてことが臨床ではよくあります。関連痛の原因としては、内臓や筋肉、関節などの痛みが脳へ送られる際に、他の神経(皮膚や他部位)と脊髄でまとめられて伝えられるため、脳がどこの痛みかわからなくなり誤認識する、と考えられています。

例えば心筋梗塞が発症する前に、よく訴えとして「左腕が痛い」と言うのを聞きますが、これは心臓が痛いと言うのを脳が誤認識して、左腕が痛いように感じているそうです。医療者はこういった痛みに対して、色々な側面から推測できる力をつけたいですね。