読み方と意味
かんせつかどういきせいげん
関節の動く範囲に制限があること。
制限する因子には様々な種類がある。
メディッコ補記
理学療法士は関節可動域制限に対して、その原因を評価し、維持・改善の見込みがあれば介入します。
例えば、変形性関節症のように骨と骨が当たっているような状態が原因となっている時には、理学療法によって改善を図ることがかなり難しいとされています。一方、関節周囲にある関節包・筋肉・皮膚といった結合組織と呼ばれるものが短縮しているような状態が原因となっている時には、理学療法によって改善を図れる可能性があります。実際の理学療法においては「これは骨と骨が当たっているな!」や「いや、骨だけでないぞ、きっと少しは改善する!」や「ん、これはなんだ…分からんぞ…先輩に聞こう!」といった様々な複雑な状態に遭遇します。
かなり頭を使って関節可動域制限に立ち向かっていますので、関節可動域制限に悩んでいる患者さんがいれば理学療法士に聞いてみてください。