乳幼児揺さぶられ症候群

読み方と意味

にゅうじゆさぶられしょうこうぐん

英:Shaken Baby Syndrome(SBS)

激しく身体を揺さぶられることにより起こる、頭部損傷のことをさします。

メディッコ補記
生まれたての赤ちゃんは体に比べて頭が大きく(4頭身)、首が据わる定頸は4か月頃とされています。

そのため、身体を強く揺さぶったときに頭部を支えきれずに大きく揺れるため、脳に重篤な障害が残ってしまう危険があります。

最悪の場合、意識障害や死に至ることも考えられます。一般的には生後半年頃までの乳児におこりやすいとされており、激しく泣き止まない赤ちゃんに対して、カッとなって激しく感情的に揺さぶってしまう危険があるため、注意が必要です。