パラフィン浴

読み方と意味

ぱらふぃんよく

英:paraffin bath

温熱療法。固形・流動パラフィン(100:3)の混合物で、電動熱を利用した表在性の乾熱効果がある。

メディッコ補記
パラフィンと呼ばれる、どろどろに溶けたロウソクみたいなものを使って、体を温めます。水と比べて熱伝導度が小さく、溶けたロウソクなので指などの小さく細かな部位に使用可能なことが特徴的です。

パラフィンが入った特殊な浴槽に手を突っ込んだり、ハケで身体に塗ったりします。塗った直後に固形化するので、皮膚はパラフィンの膜で包まれ、ほんわかじんわり温かくなってきます。

またパラフィンと皮膚の間には空気の層があり、汗が蒸発しこもることで湿熱効果が得られます。ロウソクというとめちゃめちゃ熱いように思いますが、ほんわかじんわり気持ちよい感じです。破棄する時には、固まったパラフィンを割ります。これが快感なのです。