PK/PD理論

読み方と意味

ぴーけーぴーでぃーりろん

(英:Pharmaco Kinetics / Pharmaco Dynamics)

薬物動態学/薬力学。
薬物の作用を薬物動態学(PK)と薬力学(PD)のパラメータを用いた解析で検討する理論のこと。主に、抗菌薬の用法・用量と作用の関係を表すために使用する。

メディッコ補記
PKパラメータ:最高血中濃度(Cmax)と血中濃度曲線化面積(AUC)、PDパラメータ:最小発育阻止濃度(MIC:一定時間、細菌を培養したとき、最近の発育を阻止する抗菌薬の最小濃度)を組み合わせて使います。

小難しい様に聞こえますが、要するに、投与された薬がどのように吸収され、どこに移行し、どのように効いて、どう代謝され、どう排泄されていくかといった事を理論立てているということです。

医師はどの病態にどの薬を使うかということには興味がありますが、意外とそれがどうやって効いているかは興味がないみたいです(異論は認めます笑)。なので、ここに詳しい薬剤師は意外とお役に立てると思います。