サルコペニア

読み方と意味

さるこぺにあ

英:sarcopenia

筋肉減少症。進行性及び全身性の骨格筋量及び骨格筋力の低下を特徴とする症候群で、身体機能障害、QOL低下、死のリスクを伴うもの。

メディッコ補記
年をとる(加齢)、食べる量が減る(低栄養)、運動しない(低活動)、病気になる(疾患)といった様々な原因が重なって、全身の筋力が衰えてしまうという症候群です。放っておくと動けなくなっていき、要介護状態になる可能性があります。昔は『歳のせいだから・・・』とひとまとめにされてましたが、今ではちゃんと治療することで改善するものと言われています。

サルコペニアは高齢女性に多いと言われますが、近年では過度な食事制限によるダイエットなどから、若年(10〜20代)の女性も増えてきていると言われています。原因として、加齢のみが原因の”一次性サルコペニア”、加齢に加えて活動・疾患・栄養に関連したサルコペニアである”二次性サルコペニア”の2種類に大別されます。