SST

10人以下程度の患者さんと作業療法士の小集団で行われるものです。

そこで作業療法士から「例えば、初めての人と挨拶する際にはどのような対応をすれば良いですか？」というような実際の場面を想定しての質問を患者さんにします。

患者さんには初対面のAさんとBさんを演じてもらいます。

その後、参加した集団で振り返りをする。

「この場面の時にどう考えてこのような行動をしたのか」「対応する側の役を演じた人はどのように感じたか」など。

これらの意見をまとめて、演じた患者さんにフィードバックをして、どのような対応をすればよかったかを身につけていくものです。

自分で実際に行ってみて気がつくことと第三者の視点から見ていて気づいたことを共有して練習しておくことで、実際の場面に遭遇した時にどうすれば良いか、相手がどのような印象を受けるかということを理解しておくことが出来ます。