体位変換

読み方と意味

たいいへんかん

自力で寝がえりをうてない人に対して、褥瘡や拘縮などの発症を防ぐことを目的に身体の向きを変えること。

メディッコ補記
褥瘡や拘縮の他には肺炎の予防や浮腫の予防、廃用症候群の予防のためにも行います。

体位変換用のクッションがある病院・施設もあれば、家族に用意してもらったりバスタオルを丸めて使用したりと様々な工夫をされている、看護の中ではポピュラーな技術です。

よく行う技術なだけに重要性は高く、褥瘡を一つでも作ってしまうと患者さんの入院期間は延長し、感染のリスクは高まり、看護師の処置は増え、と悪循環に入ります。

リスクの高そうな患者さんにはしっかりとアセスメントを行い、栄養面なら栄養士さんへ相談、運動面ならPTさんへ相談などほかの職種へ相談するのができる看護師というものです。

病院・施設により体位交換や体変、体交と呼ばれる事もあります。