トレンデレンブルグ歩行
読み方と意味
とれんでれんぶるぐほこう
異常歩行の一種で、股関節外転筋力低下によって生じる歩行。患側立脚期における対側への骨盤の傾斜が生じる。
メディッコ補記
股関節の外転筋と言うのは、歩く時の体の横振れを抑え、骨盤を安定させる作用があります。この筋肉が弱くなり、歩く時の片足で立った状態(立脚期)に骨盤と上体の重みを支えきれず、骨盤は浮いた足の方へ傾いてしまう、といった歩行です。
両側の外転筋力が弱くなりこの歩行になると、”モンローウォーク(マリリンモンローみたいにお尻を左右に振りながら歩く)”とも言われます。
同じ原因で、さらに代償動作が現れている歩行を”ドゥシャンヌ歩行”と言います。