統合失調症

読み方と意味

とうごうしっちょうしょう

英:Schizophrenia

以前は「精神分裂病」という病名だったが、2002年から本名称に改められた。

メディッコ補記

精神疾患の中で比較的多く、有病率では約100人に1人の割合で、といわれています。

遺伝的要因と環境的要因により発症するといわれています。

誰にも発症リスクはあり、3つの病型(破瓜型、緊張型、妄想型)がありますが、臨床であまり意識する事は無いように感じますにおいて、区別は重要ではありません。

一般的な経過は、前兆期→急性期→休息期→回復期と4段階に分かれますが、必ずしもこの経過をたどるとは限りません。

 

主な症状として、幻覚や妄想といった陽性症状、意欲の低下や感情の鈍麻といった陰性症状があります。

発症初期は、他の疾患との区別が困難なため、要経過観察となりますが、ひど酷い幻覚(悪魔が見えるなどいる等)や幻聴(神がやれと言った等)、認知機能の低下(トイレの水が汚いことを理解認識できない等)などの症状がある場合はにより、入院措置となるケース事が多いです。しかし、疾患を患っても必ずしも入院加療が必要というわけではなく、治療を行いながら日常生活を送る方も多くいます。