喜多(PT)
このコラムを書いている少し前の話。頭痛と顔面痛が止まらずに非常に苦しい日々を過ごしておりました。仕事もろくにできずにかなりしんどかったです…。※今はすっかり落ち着いて、日々を過ごしております。
これまで経験したことのない症状に、患者としても新しい発見がたくさんあったので、その一部を書き記しておきます。
はじめてのCT、はじめてのMRI
頭と顔面が激烈に痛かった私は、下記を疑い、受診しました。
- 副鼻腔炎⇒耳鼻科!
- 脳疾患⇒脳外科!
医師に症状を伝えて、それぞれでCTとMRIを撮ってもらうことに。
耳鼻科医「CT撮りますね~」
…ういーん、ういーん…
「はい、終わりました!」なんと、わずか2分程度…。僕のイメージでは15分くらいだったので、レントゲン撮影と変わらない一瞬の時間で非常に驚きました。
脳外科医「では、MRI撮りますね~」
…ういーん、ういーん…
「はい、終わりです~!」なんと、こちらは15分程度…。僕のイメージでは60分くらいだったので、とても驚きました。
クラーク(RT)
喜多(PT)
クラーク(RT)
診療放射線技師クラークさんとこれだけ毎日のようにやりとりをしているのに、またしても初歩的なことを知らなかったのです…。そして、患者の立場になって初めて気付くのか…と、あらためて実感したのでした。
歯科医との患者を通じた連携
幸い、耳鼻科と脳外科の検査では異常がなかったので、次に疑ったのは歯科です。というのも、歯科医から「歯の神経が炎症を起こしているとそういう症状が出ることもあるよ」と言われたからです。
喜多「先生、耳鼻科も脳外科も大丈夫でした。前に言ってた症状の可能性はないですかね?」
歯科医「耳鼻科でCT撮って問題なかったのですよね?そうなると、歯科関連でなにか所見が出てくる可能性はかなり低いですね」
やりとりはちょっと省略しましたが、耳鼻科での診察結果から歯科での見立ても明らかになったのです。なかなか地域のクリニックで他科の話をすることはなかったのですが、こうやって話してみることも大事だなぁと感じました。
その後、ペインクリニックへ
最後は、いつもお世話になっている(首が悪かったり頭痛がひどかったりして定期的に受診している)ペインクリニックに泣きつきました。
医師「そんだけ可能性が否定されたら…、この薬かなぁ~。正直、効果出るかは予想できんけど、試してみよう!」
と、他科での受診結果を参考に投薬を検討してくれました。こちらでも患者の立場から検査結果や見立てを伝えたことで、診察の参考になったようです。
おわりに
以上の経過をたどり、薬を飲み始めて見事に頭痛と顔面痛は軽減!かなり楽になりました。
今回はCTとMRIの世界をはじめて知り、地域のクリニックにおける患者の立場からの連携を学びました。やはり、患者の立場になって知ることはたくさんありますね~。