腹圧性尿失禁

読み方と意味

ふくあつせいにょうしっきん

尿失禁の分類の一種。

特に高齢女性や経産婦に多いのが特徴。

メディッコ補記
中年期以降の男女共に悩みの一つで、特に腹圧性尿失禁に関しては女性特有の症状。

膀胱から尿道における距離が女性が短く、外陰部までは直線的であるためです。

強い腹圧がかかるような、咳やくしゃみ、重いものを持ったり笑ったりすることで起こりえます。失禁時の自覚があり、どのような時に尿漏れするのかがわかるので、予測可能なのが特徴です。なのでその時々の対応を行うことである程度は予防(コントロール)することが可能となります。治療としては骨盤底筋群のトレーニングや薬物療法として抗コリン剤を用いることで改善することもあります。