RAS遺伝子

読み方と意味

らすいでんし

上皮細胞成長因子の下流カスケードにあるRASタンパクを作り出す遺伝子。KRAS、NRAS、HRAS3つの遺伝子がある。

メディッコ補記
がん遺伝子のひとつで、RAS遺伝子の変異は、EGFR抗体薬の効果予測因子として測定されます。大腸がん治療において、EGFR抗体薬を使用できるかどうかは非常に重要で、進行・再発大腸がんが発覚したら、まずはRAS遺伝子の変異有無を検査します。

ちなみに、変異がない場合を「野生型」と表現します。わいるどだろう?