読み方と意味
だいしょうどうさ
本来の運動や動作で使う機能が正常に働かないため、他の機能で補って動作や運動を行うこと。
メディッコ補記
代償動作が現れる原因としては、痛みによって動かせない、筋力が弱っている、関節が固まっている(拘縮)などがあります。
例えば腕をまっすぐ前に挙げる動き(肩関節屈曲)で、もし肩に痛みがあったり、筋力が弱っている場合、代償動作として肩甲骨を上に引き上げたり(肩甲骨挙上)、体を後ろへ反らす(体幹伸展)動きを使って腕を挙げようとします。理学療法士はこういった動きを見極めて、正常な動きへ戻せるようにアプローチしていきます。