大腿周径

読み方と意味

だいたいしゅうけい

大腿部の太さを測定すること。左右差があるかどうかを診る。

メディッコ補記
太ももの太さを測り比べることで、片方の筋肉だけ痩せていないか、腫れていないかなどを確認することができます。

測る位置にもそれぞれ意味があり、膝のお皿の骨(膝蓋骨)のすぐ上は関節の腫れ(腫脹)の程度、そこから5cm上方:内側広筋の萎縮、10cm上方:外側広筋の萎縮、15cm上方大腿四頭筋全体の萎縮を確認することができます。

周径を測る時は原則、肌に直接巻尺を巻いて測りますが、太ももはズボンを脱いでもらわなければならず拒否される事もあります。そのような場合には、服の上から測ることがありますが、服がたわんでいると数値に大きな誤差が出やすいので、服を手繰り寄せてできるだけ「ピチッ」とさせなければなりません。