読み方と意味
ろふすとらんどくらっち
前腕部支持型杖
メディッコ補記
前腕部分にカフ(輪っか)のついた杖になります。このカフのおかげで歩行時に杖のブレが少なくなり、高い安定感が生まれます。
また、カフと持ち手の二箇所で体重を支えることができるので、片手で持った場合、歩行時に対側の足にかかる体重は2/3程度になります。ちなみにT字杖は5kg程度しか体重の支えにはなりません。
持ち手は大転子(大腿骨外側の出っ張り)、カフは前腕の中心ぐらいに合わせるのが良いとされています。
しかし、安定性が増す分推進力が落ち、T字杖より重たいと言う欠点があります。また、転びそうになった時にカフが抜けず、手をつけないと言った患者さんも稀にいらっしゃいます。