読み方
まるた
英:multi-acting receptor targeted antipsychotics
多元受容体作用抗精神病薬
メディッコ補記
名前の通り、様々な受容体に同時に作用するのが大きな特徴の薬で、クエチアピン、オランザピンなどがよく使われます。
クエチアピンの適応は統合失調症のみですが、オランザピンは双極性障害の躁うつ症状改善にも用いられます。
最近は抗がん剤治療に伴う悪心・嘔吐にも効果が認められ、さらなる活躍の場を広げています。
しかし、MARTAは血糖値を上昇させる可能性がある薬なので、糖尿病の患者さんには使えません。
見落とさないよう注意が必要です。