SNRI

SSRI、ミルタザピンと並んで、新規抗うつ薬とまとめられています。忍容性が優れていることから、中等～重症の一部はこれらの薬剤から治療を開始することが一般的で、原則として症状がよくなっても一定期間飲み続けることが必要です。症状の悪化や副作用が出る可能性があるため、急にやめてはいけません。

最近は、SNRIの1種であるデュロキセチンの鎮痛作用に着目が集まり、がん性疼痛や神経障害性疼痛にも使われるようになりました。こうした、既存の薬から新たな使用方法を見つける、ドラッグリポジショニングが今後の薬剤師業界では大注目です。