ウェルニッケ・マン肢位

読み方と意味

うぇるにっけ・まんしい

脳卒中による片麻痺の特徴的な姿勢

片側の肩内転内旋、肘屈曲、前腕回内、手掌屈、手指屈曲,膝伸展、足部内反尖足位

メディッコ補記
脳卒中患者さんの立ち方としてイメージされる麻痺側上肢が屈曲し、下肢が伸展した姿勢です。

脳卒中により、随意性の低下から力が入りにくくなり、筋緊張の亢進も起こるため運動が一定のパターン(=共同運動パターン)で起こります。患者さんは力を入れると、力加減を調整できない、動かしやすい方向しか動かすのが難しくなるため、その運動を続けることでウェルニッケマン肢位が作られていきます。