しばらく働いた場所からの違う場所への異動や転職、もしくは学生を終えての就職と、人には様々な理由で、新しい環境で仕事をする機会があります。
そこで今回は、7年ぶりに違う環境で働き出して苦労をしている看護師が考える、新しい環境で仕事をしやすくするための最高のスタートの切り方をお伝えしたいと思います!
①関係を作る
何といっても世の中、人間関係です。
その場所に新しく現れたあなたは、仕事の内容よりもまずどんな人間かを見られます。
そしてこの導入段階でミスしなければ、その後の苦労は少なくて済みます。
あなたの人間力が試されるのです。
簡単ですが、無難にこの人間力をクリアするには2つのポイントがあります。
それは「挨拶」と「敬語」です。
挨拶は、誰しもができていると感じているかもしれませんが、可能な限り爽やかに自然に、全員に毎日実施してください。
顔を見て挨拶するのは忘れてはいけません! そして敬語も大事です。
相手の年齢など関係ありません。
その職場では自分が一番新参者なのです。
どの人にも敬語で接してください。
とくに同施設内での異動では、顔見知りもいて気が緩みやすいですが、そこはしっかりと線引きして「敬語」で仕事をすることで、あなたの人間力はグッと評価されるはずです!
②名前を覚える
続いて、名前を覚えることも大切です。
これは一緒に働くスタッフの名前はもちろん、その場所で使用される物品の名前まで早めに覚えましょう。
スタッフに関しては、名前で呼ぶことで心理的な距離を縮めることが容易にでき、①の関係を作るにも大きく作用してきます。
また、物品の名前に関しては仕事をするうえで必須です。
物品の名前と場所を覚えられれば、仕事もすぐに覚えられます。
「それなら○○にあるやつですよね?取ってきますよ! 」などとすぐに活躍できるのです。
③そこのやり方に慣れる
これは別の職業を経験した人や、部署異動、転職の人に特に言いたいことです。
その場所の仕事の方法に気になることがあっても、口を出さずにまずはそこのやり方に慣れることが重要です。
まさに「郷に入っては郷に従え」です。
なぜかというと、その方法にいたるまでにいろいろな歴史があり、そうなっていることも多々あるからです。
文化的なこと(良し悪しは置いておいて)や人間的なこと(鶴の一声的な)など、新参者の自分が知る由もないことで決まっていることがあるので、容易に「もっとこうしたほうがいいんじゃないですか?」と言わないように気を付けてください。
もちろん、業務改善した方がいいことも多々あると思いますが、それは自分がその場所で信頼を勝ち得てからでないと上手く話が進みません。
つまり、まずは「郷に従う」のです。
以上の3点に注意することで、新しい環境で大きくダメージを受けるようなことはなく、スタートを切れると思います!
そう、無難こそ最高のスタートなのです。
重要なことは、まずは自分が安全・安楽に働ける土台を作ることです!
これを読んだ人に幸あれ!