MMT
読み方と意味
えむえむてぃ
日:徒手筋力検査法
英:Manual Muscle Testing
筋力を徒手的に検査する方法。DanielsやKendallらによって開発された。
0〜5の6段階で表記される。
0:Zero
1:Trace
2:Poor
3:Fair
4:Good
5:Normal
メディッコ補記
筋力検査は患者さんの状態を把握するのに重要なポイントの一つです。理学療法士はこの検査結果から、何故動作がうまく出来ないのか、どんな風に筋力強化していくのか、特異的に弱っている筋肉はどこなのか、などを考えます。
0〜5の6段階で表記されますが、それぞれ簡単に説明すると下記のようになっています。
0:全く動かない
1:関節は動かせないけど筋肉は収縮する
2:関節は動かせるけど重力に逆らえるほどではない
3:重力に逆らって動かせるけどそれ以上は無理
4:重力に逆らえるしそこそこの力にも抵抗できる
5:かなりの力をかけられても抵抗できる
検査の方法としては、筋肉の場所や強さによって方法に違いがあります。重力がかかる・かからないで差をつける部分があり、0〜2の検査は重力がかからない状態(従重力)で行い、3〜5の検査は重力をかけた状態(抗重力)で行います。
力を入れる検査なので、終わった後は患者さんがヘトヘトに疲れてしまうことがあります。理学療法士は患者さんの体力も考えた上でこの検査をしなければなりません。