橈骨神経麻痺

読み方と意味

とうこつしんけいまひ
英:Radial Nerve Palsy

メディッコ補記
上腕部での圧迫や上腕骨骨幹部骨折後に神経麻痺を呈する場合が多いです。手関節と指の伸展運動ができなくなるので、「下垂手」と呼ばれる状態になります。完全麻痺でなければ数か月で回復してくることが多いので、その間に関節拘縮の予防や屈筋群のストレッチをしておくことが重要です。
眠っている間に発症することが多く、飲酒後に寝落ちしたことで発症する場合も珍しくないです。
発症機転からHoneymoon syndrome、あるいはSaturday night syndromeと呼ばれたりもします。