多職種連携のコツは旦那マネジメントをヒントに!?

 

やってきました「私が多職種連携で気を付けていることシリーズ」の第4弾!

タイトルにもある通り、多職種連携は「旦那マネジメントと一緒だ!」と思うことがあったので、見た目はベテラン主婦系看護師である私が、自分なりのコツを紹介していきましょう。

これで旦那マ…多職種連携も怖くないはず!

 

人に期待をしない

 

まずこれです。「人に期待をしない」ってなんだか冷たい人間のようにも聞こえますが、傷つきたくない予防線を張るわけではありません。

いくつかシチュエーションを例にして考えていきましょう。

 

たとえば、よく夫婦間でこんなやり取りがあったりします。

嫁が「皿洗いや食事の片づけくらいやっておいてよ」「ゴミ出しくらい朝の出勤のときに一緒にやってよ」と怒るが、言われないとやらない、言われてもやらない旦那。

「あ~耳が痛い」という男性医療者は耳の穴よくかっぽじってではなく、よく目を凝らして現実をみましょう(笑)

 

この夫婦間のやりとりは、多職種連携においても似たようなことが起きます

たとえば、私は看護師なので、他の職種から「患者さんのおむつかえてもらえませんか?」と報告を受けたとします。

もしかしたら多くの看護師は、この言葉に敏感に反応するかもしれません。

ときには「こっちだって忙しいんだから、ちょっとくらいやっておいてよ」「いつもいつも看護師ばかり…」と不満を漏らすこともあるでしょう。

気持ちはわからなくないですが、これって、相手に何かを期待したけど、“ 自分の思い通りにいかなかった結果 ” ではないかと思います。

私も昔は小さなことでイライラして怒るタイプの嫁、看護師だったのですが、最近はこのことに気づきました。

「そもそも人は自分の思い通りにはいかない」至極当然のことのようですが、多くの人は気づかないうちに勝手に期待して、「思っていたのと違った」と、傷ついているのかもしれません。

こうしたイライラが旦那マネジメントや多職種連携を防げることに繋がると思います。

では、「人に期待をしない」とは、具体的にどうすればいいのでしょうか。

 

自分の状況を伝え、相手の考えや行動を尊重する

 

今回の例にもある夫婦間のやりとりや看護師の話の場合でもイライラするポイントは「いつも私ばかり」と、大変な自分の状況を理解してもらえないことに対して起こるものではないでしょうか。

ですが、相手にとっては、あなたの置かれている状況はわかりません。

こちらが自分の状況を伝えない限りは、相手が汲み取ってくれるなんて、おこがましいことかもしれないとも思います。

なので、私の場合にはまず、自分の置かれている状況や気持ちを伝えるようにしています。

感情をぶつけるのとは違います。

 

たとえば、先ほどの夫婦喧嘩の話の場合。

私だったら「料理といってもレシピを考えて、買い出しをして調理、盛り付けをするまで毎日1時間以上かかるので、すごく労力がいる。なので、お皿を片付けて洗ってくれるとすごく助かる」と伝えると思います。

 

また、これが先ほどの看護師の話の場合。

私だったら「いま私は○○さん(患者)のケアに入っていて手が空かないので、ナースステーションにいるスタッフに声をかけてもらえますか?」「患者さんをベッドに寝かせるのを一緒にできると助かります」と声をかけると思います。

 

そこからもう一歩。

自分の状況を伝えたあとは、相手にはどのような考えがあるのか、どうしてこのような行動をしたのかを考えます

相手にそのまま聞くこともあります。

相手を尊重することは、どんなときでも忘れません。

これが私が考える旦那マネジメントであり、多職種連携のコツでもあります。

 

しかし、ここまでしても、どうしようもないケースも確かにあるので、その場合には案外諦めがつくこともあります。

なかなか普段の仕事ではそこまで余裕が生まれないと思うので、難しいことかもしれませんね。

 

みなさんにも、こうした「人に期待をしない」「自分の状況を伝え、相手の考えや行動を尊重する」ということを少しずつ実践してもらえたら、多職種連携もいまより少しは良くなるのではないかと思います。

 

 

執筆者
白石弓夏 (看護師)

小児科と整形外科の病棟で経験を積み、現在は看護師兼ライターとして奮闘中。病院外でも積極的に働き、いろいろ吸収している。メディッコではポジティブ担当。