手術室に入った後って何するの?~手術室看護師が解説!~

手術室に患者さんを入室させたことがある看護師は多くいると思いますが、入室後は何してるんだろう?と一度は疑問に思ったことがありますよね(むりやり!笑)。

手術が実際に始まる前までの流れは様々ですが、ここでは私の病院での流れについて説明したいと思います。

かなこ(Ns)

術前の患者さんへの説明の役に立てばいいなーと思ってます!

まず名前と手術部位を確認!!

手術の前に、患者さんの名前と今日の手術部位などを確認をします。

人によっては細かく術式名を覚えてくれる患者さんもいますが、当院の場合は手術する場所(例:鼻・食道・胃・大腸・腎臓・心臓など)を細かく覚えていなくても大丈夫です。肺や腎臓など、左右がある手術の場合は必ずどちらの手術なのかも確認します。

また、手術室に入る前は貴金属類を身に着けていないか(結婚指輪なども外してもらいます)、湿布やテープ剤が貼られていないかなども確認させていただいています。

ベッドにあがったらまずはモニタリング・点滴確保!

確認が終わったら手術用のベッドに移動します。

ベッドに移動した後はまずは血圧計・心電図モニター・パルスオキシメーターを装着し、患者さんのバイタルサインをチェックします。当院の場合はここで点滴ルートを確保します。(病院によっては病棟で手術室入室前に取ることころもあります!)

ここからは麻酔計画によって少し流れが違います。

硬膜外麻酔って?

硬膜外麻酔の予定がある場合は全身麻酔前に硬膜外麻酔を行います。

硬膜外麻酔は名前の通り硬膜外腔という場所に麻酔の薬を入れ、術後の痛みを軽減する麻酔です。脊髄のすぐ近くにカテーテルを入れるため、全身麻酔で眠る前に行います。

カテーテルを入れる手技は背中側から行うため、エビとか猫のように丸くなってもらう必要があります。

全身麻酔でおやすみなさいzzz

硬膜外麻酔の予定がない人は、麻酔導入前のバイタルサインの確認、点滴の確保が終われば、全身麻酔が始まっていきます。

マスクを口元に当てますが、最初は酸素しか流れていません。酸素を充分に体に取り込むとよいため、ゆっくり呼吸を続けます。この時マスクがピッタリくっついていた方がしっかりと酸素を取り込めます。

その後、点滴から麻酔のお薬が入っていきます。この際にお薬の種類によっては血管痛があったり、咳が出たりしますが心配しなくても大丈夫です。

眠った後は呼吸の管理をするためのチューブを入れたり、尿量を測定するためにカテーテルを挿入したりしますが、眠っている時に実施しますので、痛いとか感じることはありません。

*全身麻酔の流れは、患者さんの状況によって分かれてきますが、ここで説明したのはよくある流れについてになります。

起きてもびっくりしないで!

手術が終了したら麻酔から覚ましていきますが、目が覚めた直後は呼吸の管理のためのチューブは入ったままです。

ここでしっかり自分自身で呼吸できるまで戻っているかを確認してから抜きます。びっくりすると思いますが、ストローを吸うイメージで呼吸してもらえれば大丈夫ですから心配しないでください!

おわりに

ざっと手術室に入ってから終わった後までのことを書きましたが、少しはイメージできましたか?

手術のことで聞きたいことがあればいつでも手術室看護師に聞いてください!

(正直聞きづらい!怖い!ってイメージの方が多いと思いますがそんなことはないはずです…!)

執筆者
かなこ(看護師/ムードメーカー)

急性期病院の手術部で働き、日々の手術を支える縁の下の力持ち。メディッコ内での作業速度No. 1のスキルを持つ。彼氏募集中。

Twitter:@p16cyhzt29