理学療法士が1週間の海外旅行にいくためにやったこと

 

軽費老人ホームで働いている理学療法士です。

私事ですが、結婚に伴い1週間の新婚旅行に行くことになりました。

ですが長期休暇を取る場合、自分が抜けて業務がうまく回るのか、周りに迷惑をかけてしまうのではないかと不安になりますよね。

そこで今回は、気持ちよく長期休暇を取るために、僕が実際に行った準備についてお伝えしたいと思います。

準備その1〜上長への報告と休暇の確認〜

 

新婚旅行に行きたいとなれば、まずは上司の承諾を得なければなりません。

まず妻と話し合い、行き先と期間をある程度決めた段階(旅行へ行く2か月ほど前)で、上長へ報告し1週間の休暇が可能か確認しました。

新婚旅行ということで上長も快く許可してくれました。

続いて、専務理事と事務長にも少し緊張しながら報告しましたが、快く許可を頂きました。

さらに特別休暇の日数についても確認し、筆者の施設では連続で5日間もらえることが分かりました。

ここで再度妻に報告し、1日有給休暇を使って金曜日に出発して、土日の固定休を挟み、そのあとの平日5日間を特別休暇で行くことのできる旅行プランを選びました。

 

準備その2〜勤務を逆算してやるべきタスクを整理〜

 

新婚旅行の日程も決まったところで、今度は旅行に行くまでの期間を逆算して、やるべきタスクを管理しました。

1日の仕事と1週間の仕事を紙面に書き出し、その中で優先順位をつけて、優先度の高いものから終わらせるようにしました

筆者の場合は、旅行のタイミングが月跨ぎになっていたので、月末業務・月初め業務も改めて確認しました。

そして入所者様の同意書の作成とサイン、翌月の施設内のイベントの稟議書作成、月末資料作成(月間単位・訓練内容の報告書)などのタスクを整理していきました。

 

備その3〜休暇中に起こるであろうことの整理〜

 

このように管理しても、どうしても作業が残ってしまうものがあります。

なので簡単な作業を最後に残して、職場の人に休暇中に起こる可能性のあることも含めてお願いしておきました

幸い、イベントのないタイミングだったので、ADL低下が予測される利用者様の歩行補助具の提案や転倒対策、ADLの介助方法などを他職種へ依頼しました。

 

準備その4〜他職種への配慮と感謝を伝える〜

 

一番大事なことは、他職員への配慮と感謝を伝えることです。

他職員は自分がやるはずだった仕事を、自分が気付いていない部分までフォローしてくれているものです。

旅行に行っている間フォローしてくれる職員が気持ちよく仕事でき、帰ってきた後に気持ちよく仕事を再開するためにも、旅行前から職員への感謝を伝えることが大事です。

なので僕は旅行前後に、「自分の現場仕事をフォローしてくれてありがとう」「行事等の自分が関わるべきだった仕事をフォローしてくれてありがとう」と職員に感謝を伝えました。

 

最後に

 

ちなみに旅行はニューヨークに1週間行ってきました。どこを見てもオシャレでした。それに街中にある福祉用具がアメリカンサイズでどれを見てもびっくりしました。

最後に少しだけ写真を載せておきます。

 

筆者はこのように準備して、気持ちよく新婚旅行に行けました。

よくあるのは、全部やったつもりでいたけど意外と自分の仕事を見落としてしまうことです。

だからこそ紙面に書き出して、ToDoリストを作るのは見落としを防ぐためにオススメです。

では、みなさんもよい旅行を~!

 

執筆者
大平拓巳(理学療法士)

理学療法士5年目。4年間総合病院で勤務後、現在は軽費老人ホーム(ケアハウス)で機能訓練員をしている。

@sukinakotosur