本との出会いが多職種連携に…?そうだ、書店に行ってみよう!

僕は理学療法士として病院に勤務しているのですが、何か物事を調べたり考えたりするときにはついつい全てが理学療法士の視点になってしまいます。でも、多職種連携が大切とか、地域包括ケアが大切とか、医療以外の視点を持つことも大切とか…いろんなことが言われていて、自分の視野の狭さにぞっとすることがあります。そんなとき、いつも書店に助けてもらっています。

書店は世界を広げるぞ! 

大きな書店にはさまざまな分野の本があります。医療はもちろん、文芸・漫画・趣味実用・自己啓発・ビジネス…本で出会わなければ一生関わることのないような世界が広がっています。そこで、書店をブラブラと歩いてみましょう。「おぉ、なんだこの本は! なんだかわからんがビビビとくるぞ! 」という出会いが突如として訪れることがあります。そうなったら、思い切ってレジに行ってみましょう。もうアマゾンの中古価格とかメルカリの相場とか無視して、レジに行ってみましょう。そういうなんともいえないエモい出会いが、自分を変えたりするものです。

オススメ書籍も書店で探してみよう! 

尊敬する上司や先輩、SNSで知ったインフルエンサー…いろんな人が「この本は良いぞ!読むべし読むべし! 」とオススメしてくれます。そこで行動力のある方は「はいっ!早速スマホでポチりました! 明日には届くようです! 」と注文をしてしまうでしょうが、ちょっと待った! ここでもあえて、書店に足を運ぶようにしてみましょう。というのも、書店の棚には同じジャンルの書籍がたくさんあります。そうなると「あれ、あの著者がオススメで帯を書いている! 」「ちょっと待って! こんなのネットで出てこなかったぞ! 」といった出会いがやはり訪れます。ここでも「えーい! レジにダッシュじゃーい! 」と買いに行ってみましょう。ちなみに、時々でいいので書籍をまとめて数冊買ってみてください。気持ちいいですよ。

多職種連携とどんな関連があるの?

ここまで読まれた方は「あれ、メディッコのコラムなのに多職種連携と関係なくね? 」と思ったかもしれません。そうですよね、僕自身も書きながらヒヤヒヤしていました。というのは冗談。多職種連携を支えるのは「想像力」だと僕は思っているのです。「あ、あの人こんなことに困っているんじゃないかな? 」「あ、この用語って理学療法士しか伝わらないわ」「ん〜ここはあえて料理の話で話題を広げてみよう! 」…このような思考は想像力から湧いてくるものだと思っています。想像力を広げるのはたくさんの知識と経験であり、それをサポートしてくれるのが書籍です。ということで、いろんなジャンルの本を読んでみてくださいね。あ、そういえば僕の後輩が「本1トン読むのが目標です! 」とか言ってました。無理〜。じゃーまたね! 

執筆者
喜多一馬(理学療法士/副代表)

回復期リハ病院に勤務しながら、学術・オンラインサロン運営・企業アドバイザーなどを行っている。医療コミュニケーションを勉強中。

Twitter:@rehamame