気付けばもういい歳、部下をもって思うこと

喜多(PT)

メディッコ代表の喜多です。

僕は理学療法士として病院勤務し、現在は地域にて主に就労継続支援の事業所で働いています。年齢はこのコラムを書いている時点で38歳…というわけでもういい年齢になってきて、いわゆる部下がいるような状況にあります。

今回、STみややんの後輩指導コラムのアンサーコラムとして、部下をもつ立場になった自分について語ってみます。

たかが年齢、されど年齢。たかが役職、されど役職。

病院勤務時代から中間管理職といわれるような立場にあって、若手の教育に関わってきました。当時はまだ30~32歳とかだったので、後輩や部下たちからすると、「ちょっと年上の先輩」くらいのポジションだったように思います。なので、「これ大事やから勉強しといたらええで~」とか「それはあかんやろ、あかんって!」みたいな声かけをしても、「あ~ほんまですね」「うわ~すいません」とか、ライトに反応してもらえたことが多かったように思います。

しかし、そこからさらに年齢が上がって明確な役職につくと(今はマネージャー)、だんだんとそういう関わり方ができなくなってきます。たとえこちらが当時と同じような関わり方をしても、周囲は以前のようには扱ってくれません。“マネージャー喜多”として扱われ、発言は「上司からの指示」と受け止められるようになったのです。

20代前半のスタッフからすると、ひと回り以上年齢が上で役職についている人に対する関わり方として、そりゃ当然ですよね。

コミュニケーションの取り方も変えていかないと

なので、一言で「部下との関わり方」といっても、年齢差や組織体系などを考えながらコミュニケーションの取り方を変化させていかなきゃいけないな…と思うのです。きっと、同じ役職でももっと若ければ距離感は近くなるかもしれないし、役職がなくても歳が大きく離れていたら同じかもしれない。

当たり前のことだけど、自分の変化に伴って、関わり方も変化させていかなきゃならんことに気付かされています。

そういえば、パートで来てくださってる僕よりも年齢が上の方とのコミュニケーションは、以前よりも取りやすくなってきている気がします。気を配ることもありながら、楽しめるところもあるので、歳をとるのは悪くないぞ~みたいなことを感じたりもします。

最近の若者論に対して

「最近の若者は~」とか言う年上に対して、「うるせぇな…」と思っていた頃もありましたが、気付けば周囲が同じようなことを言っている場面に遭遇します。おぉ、このように歴史は繰り返されるのだな、そしておそらく自分も言っちゃってるときがあるのだな、と思います。

若者論を語っているときに考えたいのは、若者と対峙する自分がどのように見られているかですよね。若者から見た自分っていっても、時々で全然違う。もちろん、年齢や役職だけじゃなくて、家庭環境や経済状況、趣味などのプライベートや医療に関する知識・経験なんかもどんどん変わっていく。そういう自分の変遷をできるだけ客観的に見て受け入れながら(とはいえ、結構むずいよね)、部下にとっての“上司”をやらないとあかんなぁと思うのでした。メディッコ読者の皆さんも、どんどん変化していっていると思います。自分が先輩になってみて、当時見てた上司と、今の自分の上司としての在り方を、あらためて比べてみてもいいかもしれません。

執筆者
喜多一馬(理学療法士/代表)

言わずと知れたメディッコ代表。

Twitter:@rehamame