喜多(PT)
ライター座談会だよ、まずはライターを始めたきっかけを話そうか! 僕はさ、以前は休みの日に整形外科クリニックでバイトしてたんだ。でも、休みの日を一日使うのはもったいない!と思って、自宅で出来るバイトを探したときにライターと出会ったんだよね。“スキマ時間に稼げる!”みたいなワードに乗っかったんだわ。
“スキマ時間に稼げる!”って、収入増やしたい時やくすぶっている時はとくに魅力的に見えるよね(笑)。私はどちらかと言うと、本業(編集者)を生かしたスキルアップを目的に始めたかな。文章を読むのも書くのも好きだけど、どちらもスピード遅めだから、それを改善したくて。ただ、出会った編集者さんがむちゃくちゃ優しくて、ゆるっと自由にやってるので、あんまり訓練にはなっていないかも…。
ぽりま(Ph)
白石(Ns)
ほうほう。私はライターになりたくて始めたというより、持病の腰痛悪化して病棟常勤から戦線離脱…家で休んでいても暇すぎるので、在宅の仕事を探していて出会った感じだね。もうそれしかなかった的な。最初は趣味の延長で、漫画やアニメの記事を書いてバンバンPVを稼いでいたよ(笑)。
喜多(PT)
ライターってどうやって仕事がくるの?
喜多(PT)
僕はクラウドソーシングにライターとして登録していて、プロフィールを見た人からライティング依頼をもらって書いてるんだわ。あとはSNSを見てメッセージをもらうこともあるよ。「○○について2,000文字を○○円でお願いします!」的な感じでスタートすることが多いかな。二人はどんな感じ?
白石(Ns)
私は最初、タウンページのライター募集から応募して仕事を始めたんだよね。それで、ちゃんと仕事にするなら自分のスキルを生かした方がいいなと思って、看護師向けの媒体に直接応募して…。当時は実績がなかったので、テストライティングをして合格をもらった流れかな。
喜多(PT)
白石(Ns)
あるのよ笑。だけど、1~2本のライター仕事では生活できないので、その後にクラウドソーシングサイトに登録してちょこちょこ仕事をもらっているよ。基本的には自分とマッチしそうな媒体に応募、企画考えるパターンが多いと思う。最近は編集者さんつながりで紹介とか、SNSやブログ経由で声をかけてもらうこともあるかな。
私もクラウドソーシングに登録したことあるけど、2人みたいにあの中で生き残れる感じがまるでしなくて(笑)。早々に方向転換して、薬剤師PRサイトのライター業務委託に応募したよ。2本だけテスト価格で書いたけど、その後は個人的には満足できる単価でやらせてもらってる。今は、担当の編集者さんと「今月は何書く?」みたいな相談して、自分の経験や時事ネタを元に薬剤師ネタを書いてるよ!
ぽりま(Ph)
ライターってどんな風に働いてる?
喜多(PT)
ライター仕事は本業以外の時間でやってるから、通勤電車や夜家族が寝てからやることが多いかな。以前は22-24時をライタータイムとして確保していたね。
白石(Ns)
私は今のところ週2~3日は整形外科の病棟で非常勤として働いていて、それ以外はフリーランスとしてライターの仕事をしている。休みという概念があまりないので、常にライター仕事のこととかいろいろ考えたりしているかも。止まったら死ぬマグロみたいなところはある(笑)。…といっても、看護師とライターを合わせた実働は週40~50時間くらいじゃないかな。
喜多(PT)
40〜50時間が多いのかどうなのなピンとこない笑。ぽりまさんは?
私も、最近は通勤中が多いかも。週に2回しか電車に乗らないから、逆に「なんかやろ!」って思える(笑)。あとは、在宅勤務で終業した直後に1時間とか、寝る前にゴロゴロしながらとか。ちょっと重めなテーマの時は、土日に2~3時間とってやってるよ。執筆っていくらでもダラダラ書けちゃうから、ある程度時間を区切るのって大事だよね。
ぽりま(Ph)
喜多(PT)
僕も転職で電車通勤になってから、ライトなやつはスマホやタブレットでやってる!
文章を書くのは楽しい?好き?
喜多(PT)
自己紹介でも書いたんだけどさ、基本的に文章を書くのは苦痛だけど楽しいって妙な感覚なのよ。二人は文章書くの楽しい?好き?
基本的には好きだけど、書きたくないものは書けない…(笑)。私のモチベーションは「伝えたい気持ち」ベースだから、どうしても熱量に左右されちゃうのが悩み。それを和らげる意味でも、委託してもらってる案件をしっかり続けていきたいと思ってるよ。
ぽりま(Ph)
白石(Ns)
う~ん、あんまり考えたことないね、好きか嫌いか。でも、私はポンポンとアイディアが浮かんでくるタイプなので、テーマやキーワードがきっちり固定された記事を依頼されて書くよりは、企画構成から自分が考えたものを書くのは好きかな。書くことにしても、どんな媒体で、どんなテイストでによって違うと思うけど、ライトな記事を書くのは好き。
喜多(PT)
書くうえで気をつけていることは?
喜多(PT)
自分でライティングするときと、編集の立場で関わるときと、やり方は違うと思うのだけど、気をつけていることあれば教えてほしいな!
白石(Ns)
客観性を持って、正確に書くことかな。昔、「この二点を意識して書きましょう」と編集者さんに言われたことがあって、自分もそこが弱いなと感じているので、気を付けるようにしているよ。自分の独りよがりになっていないか、読者を置いてけぼりにしていないか、だけど他人事になっていないか。これは本当に伝えたいことなのか、データや根拠はもちろん、この表現は誤解が生まれないかなど。
喜多(PT)
なるほど。ゆみかさんの書いた記事を読んでると、それは伝わってくるよ。
白石(Ns)
ありがと!あとは、自分と読者はどの立ち位置なのか、編集者視点も考えつつ…。私は一旦、ワーッと勢いで書いたとしても、数日置いて推敲するかな。朝イチで推敲すると客観的にみえる気がするので実践しているよ。まだまだ気を付けなければならないところだけども。
喜多(PT)
置くって大事だよね。僕は数日置いたくらいだとちゃんと置けないので、ものによっては二週くらい置くときがある。ぽりまさんは?
自分で書く時は編集者目線も入っちゃうけど、1番気を付けているのは「根拠のないことを書かない」「自分の意見を書く場合はそれを明確にする」の2つかな。あとは基本的なことだけど、とくに医療ネタでは断定表現は使わないようにしてる! ライターは0から1を作る作業、編集者は1から10に育てる作業だと思っているから、ライターを本業に近い形でやっている人たちを本当に尊敬してる。マジで文章を紡ぐのって命削ってると思うんだよね…(笑)。
ぽりま(Ph)
まとめ
ライター三人の座談会、けっこう違いのある組み合わせでしたね。みなさんのイメージ通りでしたか?意外でしたか?ライターに挑戦してみたい方は、まずはメディッココラムを書いてみてくださいね!笑