「老年医学」って実はめちゃくちゃ身近だった件 #PR

ケアネットが主催する『Dr.樋口の老年医学オンラインサロン』に、メディッコメンバーが参加しました!

本サロンは、講師に樋口 雅也先生(ハーバード大学マサチューセッツ総合病院 緩和老年医学科 指導医)を迎え、「高齢者に関わるすべての医療者が職場・職種の壁を越えて共に学べる場」としてオープン。今回は、老年医学を学ぶ上で重要な「5つのM」から、3つ目のMである「薬(Medication)」をテーマにリアルタイムのオンライン講義が行われました。

チャットと会話を駆使した多職種によるディスカッションの様子をレポートします!

メディッコちゃん

オイラがナビゲートするッコ!! 参加したオンラインサロンはこちら!

「老年医学(Geriatrics)」は、老化による身体的・精神的・社会的な影響を考慮して臓器横断的に診る必要性に加えて、介護者への介入や看取りといったところまでカバーして、高齢者に医療を提供するために米国で体系化された学問です。

このオンラインサロンでは、受講生が老年医学を実臨床で使えるよう、高齢者に特化したアセスメント技法から、老年症候群、ポリファーマシー、症状のコントロールなどテクニカルなトピックはもちろん、ACPや看取りにも役立つ医療コミュニケーションといった老年医学のエッセンスを網羅し、講義やディスカッションを行います。

―ケアネット「Dr.樋口の老年医学オンラインサロン」公式ページより引用

メディッコちゃん

う〜ん。「老年医学」と言われても、正直あまりピンとこないッコ…。
大丈夫ですよ!「老年医学」は、けっして難しい学問ではありません。簡単に説明すると、診断・治療だけでは解決できない課題を見えるようにし、目の前の患者さんに適した医療を提供するために体系立てられた学問です。

このサロンでは、多職種の皆さんそれぞれが主役となって、皆さんが臨床現場で日常的に行っているようなことを、老年医学の『5つのM』というフレームワークに落として考えていきます。オンラインセッションの前に、予習用の「事前講義動画」と「Q&A動画」があるので、ぜひ見てからご参加ください。多職種の皆さんにとっても身近な内容だと思いますよ!

樋口先生(Dr)

事前講義動画も樋口先生ご自身がエビデンスを踏まえて解説!

メディッコちゃん

わっ!樋口先生…!ありがとうございます!!

ところでこの動画、2本で1時間以上あるッコ!?手厚いのはありがたいけど、オンライン講義までに全部見れるかわからないッコ…(汗)

安心してください! 誰しも忙しいタイミングがあると思うので、事前講義とQ&Aの概要を1枚にまとめた資料も用意しています。これを見て気になる部分だけ動画を見ていただいたり、オンライン講義の復習として使っていただいたり、ぜひ自分に合ったペースで参加してくださいね!

樋口先生(Dr)

スクライブサポート資料は、事前講義で押さえるポイントが一目瞭然!

メディッコちゃん

これなら頑張れそうだッコ!それでは、メディッコメンバー! 取材よろしくッコ~!!

『Dr.樋口の老年医学オンラインサロン』

  • 参加日時:2022年8月18日(木)19:00~20:00
  • テーマ:3つ目のM「薬」(第5回)
  • 参加メンバー:

喜多(理学療法士:PT)

白石(看護師:Ns)

おぬ(看護師:Ns)

クラーク(放射線技師:RT)
くはら(臨床工学技士:CE)

実際のオンライン講義の様子

今回のテーマは「薬」、ハードルが高いと思いきや…

クラーク(RT)

オープニングトークでは、先生の近況に絡めて参加者に質問を投げてくれたので、いい具合に緊張がほぐれたよね。また、テンポよく投げられる質問にチャット欄も盛り上がっていて、話の“幅”がどんどん広がっていくのが感じ取れた。
本当に、樋口先生の人柄と心遣いが伝わる丁寧な進行だったね。最初にzoomのチャットやリアクションの使い方を試して、その後も参加者が発言しやすい雰囲気を作り上げていたのが見事だったな。

くー(ME)

おぬ(Ns)

僕も、1時間の講義は長いと思っていたけど、気付けばまとめの時間になっていて、飽きることのない素敵な時間だったな。樋口先生からアメリカの医療についてリアルな話が聞けるのも良いね。
スライドにもしっかりまとめてあってテーマを把握しやすかったし、前回のテーマにも軽く触れてくれたのは途中参加者としてありがたかった。合間の小話(アメリカでの薬の出し方や、産業革命以降に一日3食の文化が浸透した話など)も新鮮で、楽しんで学ぶことができたよ。

くー(ME)

参加して、自分の職場の多職種カンファレンスでも「こんな雰囲気が作れたらいいな」「こんな先生と一緒に働きたいな」と思ったよ。先生の親しみやすい話し方や、投げかけのタイミングも、ひたすら受け身の講義とは違って、「自分も発言してみよう」と思える空間が作られていたね。

白石(Ns)

喜多(PT)

うんうん。全員が参加している感じがして、その中で自分とは違う視点から得られる知識もあったし。今回の「薬」というテーマは、高齢者のよくある症状に対する適切な処方について議論するイメージだったけど、実際の講義では、先生の問いかけから患者さんの自宅環境や性格、医療不信など、考えられるあらゆる要因を共有していく感じで、全体的に自分に関係ある話として学べたので良かった!

クラーク(RT)

僕も、薬は専門外なので自分事として考えられるか心配でしたが、樋口先生が僕らの日常にも関わるような質問を投げかけてくれたので、話題に入りやすかったな。他の参加者から出る意見も多種多様で、薬のこと1つをとっても、こんなにいろいろな考え方があるのかと驚いた。
そうだよね。私も今は高齢の患者さんと関わる機会が少ないから、普段の仕事と「老年医学」は関連が薄いかもと思ってた。だけど、樋口先生から「どんな時に薬の副作用だと思うか?」「薬のアドヒアランスが悪い理由はどんなことが考えられるか?」など、実際に看護師として対応に悩む場面のことを聞かれて、自分の経験を答えながら、医師や薬剤師など他職種視点の経験や考えも同時に聞けたからおもしろかった。先生の説明もよく噛み砕かれていてわかりやすかったな。

白石(Ns)

おぬ(Ns)

医師も多職種も、臨床現場での悩みや普段感じていることは同じなんだなとつくづく思ったよ。ポリファーマシーについても、処方カスケードによって引き起こされてしまう事例などが紹介されていて、とても勉強になった! 1時間があっという間で、もっと先生の経験談とか具体例も聞きたかったなぁ。

グループディスカッションだからこそ、モチベーションUPにつながる!

喜多(PT)

事前講義でポイントを押さえてからディスカッションという流れがスムーズで、フォローがとてもしっかりしていると感じたよ。アーカイブがあるから、当日に予定が合わなくても大丈夫だし、各回で独立したテーマだから、参加できない期間があっても気軽に復帰できそうだね。
自分の注目ポイントは、顔や声を出さなくてもいいこと! 忙しい毎日の中で学習していると、整っていない時もあるよね(笑)。単発でも参加可能だけど、このサロンは継続参加することで考え方が身についていくと感じるので、学習内容以外のハードルが高すぎないことは重要だと思う。

クラーク(RT)

おぬ(Ns)

何より樋口先生の人柄が、参加者を惹きつけるんだと思うな。事前講義の動画も丁寧に作られていて、それを踏まえて当日先生に直接聞けるので、知識が深まっていくと感じたよ。ただ、開始時間が早めなので仕事との兼ね合いが人によっては難しいかもしれないね。
私は、自分一人で勉強するにはモチベーションを保つのが大変だけど、あらかじめ予定やテーマがわかるので、スケジュールが立てやすいと思ったよ。あと、先生がコメントをリアルタイムで拾って、ポジティブなフィードバックをくれるので、背中を押してもらえるような感覚になった!

白石(Ns)

医師主体の勉強会に多職種が参加するメリットは?

喜多(PT)

臨床現場では、自分の職種だけで完結できる課題は少ないよね。定期的に多職種の意見を聞ける場があると、お互いに視点を広げて現場に落とし込めるので、とてもメリットがありそう。

クラーク(RT)

今回参加して、「老年医学」は総合的に捉えることが大事だとわかった。樋口先生の俯瞰する考え方は、職種の垣根を超えて多様な意見を吸収して初めて身に付くと思う。多職種が同じステージの上で語り合うこのオンラインサロンに参加するメリットは大きいと思うな。
うんうん。参加しているだけで多職種連携を体験できるような気がしたし、自分の職場でも、いろんな職種の人の声に耳を傾けようと思えたよ。

くー(ME)

おぬ(Ns)

多職種にとって、「医師はこんな視点で患者さんを診ている」と学べるだけでも価値があるよね。病棟にいるとどうしても目の前のことに追われがちだけど、こういう場に参加することで自分の視野が広がると思う。特に、ずっと同じところで働いているような人には、視野を広げたり患者さんに提示する選択肢を増やすという意味でおすすめできそう。
現場でも多職種とは出会うけど、忙しくてなかなかゆっくり話をする時間もないので、医師や多職種の視点をじっくり聞ける場は貴重だよね。また、実際の場面を想定して講義が進むので、「自分だったらどうするだろう」とイメージに落とし込みながら考えることができた。教科書的な勉強が苦手な人にとっては、こうしたアクティブラーニング形式のほうが馴染みやすいと思うな。

白石(Ns)

まとめ
樋口先生のオンラインサロンは、実際の場面を想定した多職種からのさまざまな意見を老年医学としての考え方に結びつけてくれる、他に類を見ない勉強会でした。自分とは違う職種の話を聞くことで、自分が取り組むべき領域が明確になると共に、ほかの職種の得意領域(=頼るべきところ)がわかりやすくなるのもポイントだと感じました。「患者さんのちょっとした情報を多職種で共有しよう」と意識しておくだけでも、明日からの多職種連携が少しレベルアップしそうです!

メディッコちゃん

1ヵ月後のアフター座談会はここから読めるッコ!

多職種参加の勉強会は良いぞ!!

文責:ぽりまー(薬剤師)

基本情報
  • サロン名:Dr.樋口の老年医学オンラインサロン
  • 開催方法:オンライン講義(zoom、動画配信)
  • 講  師:樋口 雅也先生(ハーバード大学マサチューセッツ総合病院 緩和老年医学科 指導医)
  • 定  員:100名 ※先着順
  • 対  象:CareNet.com会員
  • 月額料金:
    <医師>
    CareNeTVプレミアム会員 4,400円/月(税込)
    CareNet.com会員 6,600円/月(税込)
    <医師以外の医療職>
    CareNeTVプレミアム会員 2,200円/月(税込)
    CareNet.com会員 3,300円/月(税込)

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今後の日程 内容
2022年9月 テーマ:4つ目のM「大切なこと、生きがい」
事前講義動画    :上旬
オンラインセッション:9月15日(木)19~20時
フィードバック動画 :下旬
2022年10月 テーマ:5つ目のM「多様で複雑な健康問題、認知症、転倒、ポリファーマシー」
事前講義動画    :上旬
オンラインセッション:10月20日(木)19~20時
フィードバック動画 :下旬

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