10年超えると学び直しが大切だよね、という話

どうも、言わずと知れたメディッコ代表の喜多です。現在、36歳、医療職としての免許を取得して14年目(多分)。世間からの「若手なわけねーだろ、あほたれ」「中堅?いつまでぶら下がるつもりや、ええ加減にせえ」というような雰囲気を感じざる得ません。そこで、それくらいになると「とにかく学び直しが大切だよね」というタイトルのままのお話を少し。

常に学び直す重要性

仕事って5年くらいやってみるとなんとなく流れが分かるし、60%くらいの力でもそこそこ出来るようになるし、経験則が外れることも少なくなってくるんですよね。そうなると、始まるのは自分の知識と技術の衰退です。気付けばどんどん新しいことが出来ない自分になってるもの。

喜多(PT)

いやいや、そんなはずはない、私はもっと出来るはずだ…! え、ちょっと待って、椅子に座ってるだけでこんなに腰が痛くなるの?集中力ってこんなに持続しないの?とりあえずお菓子食べるわ…。わ、なんやこの概念…聞いたこともないわ…

必死になってみようにも、若かった頃のようなエネルギッシュとは程遠いのです。だから、そういう心身になってからいきなり学び直すのではなく、日々学び直しておくことが大切ですよね。定期的に…「ちゃんと論文読む」「若手の話もベテランの話も聞く」「患者さんの気持ちをちゃんと受け止め、ときには教える」「仕組みをつくる」…あらゆることを少しでも良く出来るように学び直しつつ取り組むのがどうやら良さそうです。

学びの範囲を広げる

そういう学びのなかで僕が大事だなぁと感じているのは、学びの範囲を広げるということです。専門的にひとつのテーマを突き詰めていくことも大切なのですが、基本的にはひとつのテーマで一人の人への支援が完璧に出来ることなんてありません。

オペをすれば医師・看護師・臨床工学技士…その前には臨床検査技師・診療放射線技師…、ご飯を食べれば管理栄養士・言語聴覚士…、制度を活用するにはソーシャルワーカー・ケアマネジャー…、あぁ、無限なり。他職種の業務を出来るようになることが大切なのではなく、他職種と協業するためにどうするかを広く学んでいくことも大切。

それに加えて、ひとつの場所でその人の健康をサポートすることも無理。病院やデイサービスだけではなく、学校や職場といったパブリックなコミュニティや居酒屋や趣味活動での集まりといったプライベートなコミュニティでの活動も大切。そして、世の中にはいろんな医療以外のいろんな専門家もいて、実践家もいて、当事者もいて…その人たちと協業していくことも大切。あぁ、ここでも無限なり。

おわりに

ということで僕が考える学び直しについて少し話してみました。異論ありますよね、分かります。ぜひ、教えてください!笑

執筆者
喜多一馬(理学療法士/代表)

言わずと知れたメディッコ代表。

Twitter:@rehamame