何で勉強する?こんなのあるよ!STが関係する学会・勉強会!

オンライン開催されていた学会も、徐々にリアル開催が増えてきました。若手のみなさんは、まだ学会参加したことがない方も多いのではないでしょうか?私が非常勤をしている病院の若手たちも、コロナ禍で学生時代を過ごし、社会に出てきているので、そのような経験がないのです。今回は、独断と偏見になりますが、STが関係する学会・勉強会をご紹介します!

まずは、日本言語聴覚士協会

「職能団体」と呼ばれる、各専門職向けの協会が設けられています。年1回の学術大会(いわゆる学会)、年1回の全国研修、さまざまな内容を取り上げる主催研修など、多くの研修会が開催されます。また、生涯学習を修了、その後に条件をクリアすれば「認定言語聴覚士」の講習を受けることが出来、より臨床で活躍することが出来ます。

ちなみに、私は摂食嚥下の認定を持っています。その名を知らない人はいない…という、プロフェッショナルたちから講義を受けるのですが、臨床経験を積んだからこそ理解が深まる講義で、また受けたい!とすら思うのです。

そして、各都道府県の言語聴覚士会

職場もしくは自宅がある都道府県での加入が主となりますが、47都道府県に言語聴覚士会は存在しています。ただ、会費や取り組み内容はさまざま。入会するからにはたくさんの情報を得たいでしょうし、勉強会に参加したいと思うので、近隣都道府県の士会ホームページを見てみても良いかもしれません。

摂食嚥下、高次脳の学会もあるよ

あとはお好みになりますが、臨床場面でよく出会うのは「摂食嚥下障害」ですよね。摂食嚥下障害をとっても「摂食嚥下リハビリテーション学会」「摂食嚥下医学会」と類似学会は存在しています。昨今は、摂食嚥下障害について日本言語聴覚士協会でも学べる機会は多いですが、前述した学会には他職種も参加しているのが大きなちがい!医師、看護師、リハ職、介護士、有志団体…など、多くの方が全国でどのように活動しているかを学ぶことができます。

高次脳機能障害学会も同じく、医師からの高次脳機能障害の見解や、その他職種からの講演を聞けるのは大変勉強になります。多くの学会、研究会では、研修会だけでなく、刊行誌を発行しており、郵送もしくはPDFで見ることができます。それらを読むのも良いですよ。まずは、自分が興味のある分野で検索をしてみると、新しい世界が広がるかもしれません!

ちなみに私は、日本言語聴覚士協会&自分の所属している都道府県士会以外に、摂食嚥下リハビリテーション学会、在宅系の学会、医療倫理の学会に所属していますよ。どのようなものでも、学びを続けていきましょう!

執筆者
みややん(ST)

現在は、小児から看取りまでに携わる訪問ST。回復期リハ病院、教員、急性期、ことばの教室もチラッと勤務。摂食嚥下認定STだけど、やっぱりコミュニケーションって1番根っこだよねーと思い返しているところ。

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