比較的真面目なコラムが多いメディッコ。手術室看護師あるあるに引き続き、あえてのゆるゆる現役ICU看護師コラム!
「集中治療室(ICU)看護師のあるある」について書いてみました! ICU看護師の知らない世界に触れてみませんか?
肝の据わり方が異様
ICUや救急の看護師は、繰り返す急変対応で、何か危険が迫っても身体が適応できるよう訓練されていくため、日常生活でも少々のことでは動じなくなります。
常に状態の不安定な患者さんに看護を提供しているので「数分前とは状況が全然違う!!」なんてこともよくありますが、いざ対応を迫られても、アドレナリンが出まくりの状態で、逆に冷静にしかもスピーディーに動けるスタッフも少なくありません。いわゆるスポーツ選手がいうゾーン状態です。医師に強く言われても動じない人や、誰よりも第一線へ行きたがるスタッフが多いかもしれません。肝が据わり過ぎたが故に、日常では刺激が足りず、さらなる刺激を求め頻繁に海外旅行しちゃう看護師が多いという噂も…。
整理整頓が得意(?)
ICUといえば、多種多様なルート類や医療機器に囲まれており、患者さんの体位変換をする時など、それらのコード類にトラブルがないかチェックするのが重要な業務の一つです。
なので、「部屋や机が整理されていないと落ち着かない!」という人が多いように感じます。
整理整頓が得意なのはとても聞こえが良いですが、不思議なことに、個人のロッカーはとても乱雑な人が多いのもICU看護師の特徴です。自分の整理整頓よりも患者さんの周囲や休憩室、はたまた他人の部屋が気になるのは、看護師の献身的精神のおかげなのか…? それはフェルマーの最終定理と並んで、難問とされています(知らんけど)。
コナン並みの事件(急変)遭遇率
医療現場では、急変や緊急入院などを多く引き当てる人を「持っている」と表現することがあるのですが、ICU看護師はなぜかこれを院外でも引き当てるのです。
誰しもが1回や2回は「このあいだ、駅で倒れた人を介抱したのよ」みたいなエピソードを持っています。
まさに行くところで必ず事件と遭遇するコナンのように、ICU看護師がいるから急変が起こるのかと言わんばかりの遭遇率。「見た目は淑女、中身は肝っ玉整理整頓マニア、その名もICUナース!」と聴こえてきたところで、本日はお開きとさせていただきます(笑点)。
まとめ
今回、ICU看護師あるあるについて書かせてもらいました!少しでも「ふふっ」っと笑えるところはありましたか? このコラムをきっかけに、怖がられやすいICU看護師との距離が縮まって、一緒に働きやすくなるとうれしいです!