2020年1月23日(木)に広島県情報プラザにて「ひろしま医療関連産業研究会成果発表会」が行われました。
この成果発表会にメディッコちゃんが潜入! 当日の様子をレポートします。また製品・技術展示ブースで紹介されていた製品について、メディッコメンバーが多職種の視点からその魅力を語ります!
メディッコちゃん
特別講演、成果発表に潜入!
メディッコちゃん
「臨床現場発の医工連携の実践~臨床、企業、行政の連携に向けて~」穴井 博文教授
メディッコちゃん それぞれの企業さんの、製品化までのストーリー。とても胸アツだったッコ!!!
「ひろしまバイオデザインの取組について」木阪 智彦准教授
メディッコちゃん 最後に、広島大学AMED 次世代医療機器連携等拠点整備事業の紹介。字面はとっても難しそうだけど、木阪智彦先生の話がめちゃくちゃグッときて、オイラ感動したッコね~~。 発表会の後半では、製品展示ブースに移動して各社の展示品を実際にさわらせていただきながら話をうかがったッコ~。やっぱり、実際に手に取ったり説明を聞いたりすることで、その製品の特徴や良さがわかるッコね! 当日は広島の19社がそれぞれの製品を展示していたッコ。
成果発表会参加企業の3製品を紹介
メディッコちゃん さてさて、メディッコは多職種が集まる医療者集団。成果発表会の後日、メンバーを集めてとくに気になった製品を3つ紹介してみたッコ。メンバーに見た目の印象や医療者視点での使い方などを聞いてみたよ!
喜多:理学療法士、11年目
すま:作業療法士、12年目
タサモ:臨床工学技士、14年目
たみお:理学療法士、11年目
くはら:臨床工学技士、11年目
坂の多い地域生まれ。緊急時にも活躍する「おんぶらっく」
メディッコちゃん
医療者が思う、見た目の印象
喜多(PT)
くはら(ME)
たみお(PT)
こんな使い方はどう?
喜多(PT)
たみお(PT)
すま(OT)
タサモ(ME)
メディッコちゃん ほうほう。AEDみたいに置いている場所が明確になって、みんなが周知すれば緊急時にも役立ちそうだッコ~!
有限会社ハッピーおがわ
住所:広島県呉市阿賀南2-8-38
電話:0823-74-1718
公式サイト:http://happy-ogawa.com
(コメント)
坂道の多い、呉市で生まれた、おんぶ補助具。
緊急時だけではなく、普段の移動にも利用されてます。
見た目にはわからない、細やかな配慮がなされたシャツ「ONE SELF」
メディッコちゃん
メディッコちゃん
医療者が思う、見た目の印象
喜多(PT)
すま(OT)
こんな使い方はどう?
すま(OT) 僕の過去の経験を一つ。50歳代で脳卒中になった人がいました。その人は今まで仕事に限らず普段からスーツやシャツを好んで着ていたんですが、脳卒中の発症後はボタンをとめるのがとても大変になってしまいました。そのとき、トレーナーやパーカーのような衣服を本人や家族に勧めてしまったことがあります。 今思えば、その人らしさを消してしまったのではと思います。シャツを好む人にとって、この洋服はとても良い選択肢だと思いました。
くはら(ME)
たみお(PT)
メディッコちゃん
株式会社マルカ
住所:広島県福山市新市町相方680-2
電話:0847-52-3355
公式サイト:http://www.maruka-co.jp
(コメント)
片麻痺の方、指に力が入らない方向けの簡単に着脱できるシャツ。
カラバリ豊富、マグネットを使って“書く”を補助する「ゆびペン」
メディッコちゃん
医療者が思う、見た目の印象
すま(OT)
くはら(ME)
たみお(PT)
喜多(PT)
タサモ(ME)
こんな使い方はどう?
すま(OT) また、マグネットとリングの発想がすごい!例えば、応用としてスプーンやお箸などのカトラリーはどうでしょう? 指に拘縮がないことが前提ですが、親指と人差し指にリングを通して、スプーンに磁石でくっつくと「持っているように見えるスプーン」ができたらいいなと思いました。また、少し難易度は上がりますが、お箸を持つときに、親指の付け根に通す側のお箸が固定されていると格段に使いやすくなりそうです。
タサモ(ME)
メディッコちゃん
株式会社ギケン
住所:広島県廿日市市字檜木尾834-2
電話:0829-72-1144
公式サイト:http://www.gkn.co.jp
(コメント)
磁石を使った補助器具。未発売で販促ツールとしての扱いですが、改良を加えて商品化したい思いがあります。
まとめ
メディッコちゃん
最近では、医工連携に興味のある医療者も少なくありません。しかし、何から始めればいいのか悩む人も多いでしょう。そんなとき、医工連携に力を入れている地域企業が集まる場に参加してみるのもいいかもしれませんね。
メディッコでは、医工連携にも積極的に取り組んでおります。PR記事の作成や製品開発のご相談など、柔軟に対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
(取材・文/ほっち)