訪問看護に適した移動手段について考えてみた

私は病院に勤務していますが、日勤も夜勤もあるシフト制で働いています。そのため休みはカレンダー通りとはいかず、平日にも休みがあります。その休みを有効にしようと平日の休みには、訪問看護ステーションで働いています。

訪問看護って「利用者さんの自宅に伺う」訳ですが、ステーションから利用者さんの自宅までの移動手段、色々あるなと思い考えてみました。

○車

移動手段としては一番最初に思い浮かぶのではないでしょうか。特に利用者さんの自宅までの距離がある場合は便利ですよね。そしてなんと言っても快適。夏も冬もエアコンのおかげで快適ですし、雨の日も雨に濡れずに移動できます。

ただし注意しないといけないのが、駐車場所。特に都会では駐車場がなく、近隣のコインパーキングを探すしかありません。

またこのところのガソリン価格の高騰も経営側としては悩ましいところ。車を維持するメンテナンス費用や保険の金額も大きいですよね。そういった諸費用を込み込み価格でリースできる制度もありますが、なんにせよお金はかかりますよね。

そして、看護師側も普通自動車免許がないと運転できないので、自動車での移動がメインな事業所への就職の際は注意が必要です。

○自転車

どこのステーションでも活躍している自転車。電動アシスト付き自転車は訪問看護の移動を画期的に楽にしたとのこと。実際に使ってみても本当に楽ですね。多少距離があっても移動できますし、どこにでもすぐに行ける機動性の高さは最高なのではないでしょうか。

しかし、雨の日は雨具が必要で、寒い日は寒く暑い日は暑いので移動だけでも体力を奪われます。一度経験すると、雨の日にバイクで走っている郵便配達のみなさんがいかに大変かを知る事ができます。

また自転車も交通事故に遭いやすいもの。また定期的なメンテナンスも必要ですね。

○徒歩

ステーションから近距離であれば徒歩という手段が一番効率的ですよね。駐車スペースも考えなくていいですし、免許も必要ありません。

しかし、訪問看護に使う道具は数多く、カバンは重いので徒歩での移動は結構大変です。近くても自転車を使うって人は多いのではないでしょうか。

○今後の移動手段について

現在自動車の自動運転技術が非常に高度なものになってきています。現在実用的なものだけでも、追突事故が起きないよう、前方にカメラがついている車や、運転中のドライバーの瞬きを検知して居眠りを防止する機能などありますし、一部の高速道路では特定の条件下で手放し運転が可能になりました。

今後もっと高度な自動運転技術が完成すれば、1日の訪問スケジュールを入れれば安全に利用者宅へ行ける仕組みができるかもしれません。すでにその時は看護記録などなく、カメラで記録した映像をAI分析して何を行ったか自動でまとめられるシステムが、、、なんて思いましたが、看護の世界だけはアナログで、自動運転中の車の中で看護記録を書いているかもしれませんね。

今回は移動手段についてまとめましたが、どれも一長一短な感じ。

地域性やステーションの特徴なども様々ですので、訪問看護に興味のある方は、利用者宅への移動手段についても知っておく必要がありますね。

執筆者
おぬ/看護師

みんながしってるおぬさんです