病院勤務から地域へと転職した人の経験談

喜多(PT)

メディッコ代表の喜多です。

僕は新卒で理学療法士として急性期・回復期リハ病院へと入職し、10年ちょい働いてからいわゆる地域へと働く場所を変えました。こういう働く場の変え方をしようとする人は僕以外にもいるでしょうから、この経験をコラムとして残しておこうと思います。

現在の働く場所は就労Bと福祉用具です

現在、僕は就労継続支援B型(障害のある人の就労をサポートする事業所)と福祉用具貸与(車いすとかベッドをレンタルする事業所)のマネージャーとして働いています。どちらも聞いたことがあったり少しくらいは働く人に出会ったことはありましたが、実際に働くようになるとは思っておらんような感じでした。

一番最初に勉強したことは制度

事業としてそれぞれに何を行っているかは現場を見ればわかるのですが、それだけではわからんのが「事業の仕組み」です。なんのためにその事業をやってるのか、その事業が解決しようとしている課題はなんなのか、どういう事業運営をしていくことが求められているのか…。こういうことは、現場にいるだけではわかりそうでわかりません。ということで、最初に勉強したのは制度でした。

まずは厚生労働省のHPを見て、「ほうほう、こういう情勢にあって、こういう運営が求められているのか!」と勉強をしました。これから地域に出ようとしている方は、是非とも働く領域でどのような制度がどのような背景から作られているのかなどを見てみるとええと思います。

一番の違いは働く人

他にもたくさん書くことはあるのですが、一番違いがあるのはなにかな~と考えてみると、一緒に働く人にあります。病院で働いていたときには医療専門職がほとんどで、無資格の人と関わることなんてほとんどありませんでした。しかし、今の現場では無資格の人もいたり、資格を有していてもこれまで関わったことの少ない職種の方がほとんどです。となると前提となる知識や考え方が違うので、「おお、そういう考え方なのか!」とか「伝え方をお互いに工夫せなあかんよな」と思ったりすることが多いです。阿吽の呼吸…じゃないけど、暗黙的に伝わっていたことが伝わらんのは学び多いです。

おわりに

というわけで、僕の経験談をざっくりと書きました。地域といっても幅広いものですから、どのような事業所に勤務するかでまた考え方は変わりそうです。みなさんの転職経験談も教えてね~!

執筆者
喜多一馬(理学療法士/代表)

言わずと知れたメディッコ代表。

Twitter:@rehamame